黙々ゴルファーです。今回は『ダイヤプロパットアーム465』という練習器具を使用してみました。
ダイヤプロパットアーム465とは
『ダイヤプロパットアーム465』は、ダイヤゴルフから発売されているパッティング練習器具である。2本の棒を脇に挟むことで、上半身を固定し、手首を使わず肩と腕を振り子のように使ったストロークを体感することができる。
ダイヤプロパットアーム465の効果
- 腕や手首の余計な動きを防止
- 肩の動きによる安定したストロークの習得
- ストロークが安定することでパターの芯にボールが当たるようになる
- 適正な前傾姿勢が身に付く
装着方法
- 先端の保護カバーを外しパターのシャフトを取り付ける
- 2本の棒を適当な長さに伸ばす
- 2本の棒を左右に開き両脇に挟む
- グリップを握る
↑このような感じで装着してみた
使ってみた
【アドレス】説明書のとおりに装着しアドレスしてみた。手首がロックされている感じがする。
【テークバック】余計な手首の動きが出来なくなっているので、肩でストロークすることができる。というか、手首が全く動かせないので肩でテークバックするしかない。
【フォロースルー】手で操作する意識を完全に捨て、肩に意識を集中してストロークした
使用した感想(圧倒的固定!)
装着して真っ先に感じたことはアドレスの姿勢。猫背気味だったアドレスが器具を装着したことで前傾角度を少し起こした適正な姿勢になった。そして、適正な前傾姿勢になったことで懐にスペースが生まれ、アドレス時の窮屈さが解消されたように思えた。
テークバックを開始したところで違和感が。スムーズにパターが上がらない・・・。固定されているにもかかわらず手首を使って始動しようとしたためストロークが不自然になってしまった。この手首の固定感は圧倒的だ。まさに手首不動。圧倒的固定。これまで手首を使わず肩でストロークしているつもりだったが、とんだ思い違いだった。この練習器具を使うといかに小手先でパターを操作していたかを思い知らされることになる。
気を取り直し、グリップの力を抜き、テークバックで左肩を下げ、フォローで右肩を下げる、いわゆる縦回転(上下)ストロークを意識して素振りを繰り返した。ちなみにパターのストロークは、肩の動かし方によって大きく分けて二つあると考える。ひとつは前述した『縦回転ストローク』。もうひとつはショットと同じように肩をレベルに回す、『横回転ストローク』である。『横回転ストローク』はショットの縮小版として、シンプルかつショットと同じフィーリングで打てるメリットがある。あくまでも私見だが、『ダイヤプロパットアーム465』は縦回転ストローク派に向いていると思う。
縦回転ストロークのコツを掴みだすと徐々にパターの芯に当たりだした。パターを振るのではなく肩を上下に縦回転させて、振り子のようにパターが動くイメージ。また、ストローク中、グリップエンドが常にへそに向くようにするとストロークの安定感が増す。
連続して何球も打っていると、まるで自分がパッティングマシーンにでもなったかのように感じる。それくらいオートマチックなストロークを体感することができる。これが本来のパッティングストローク。
評価
【練習効果】
- パターのシャフトを取り付けた2本の棒を両脇に挟むことで手首の動きがロックされるので、ストローク中に手首は絶対に動かない。肩主導による縦回転ストロークを習得したい方には効果絶大だと思う。
【使いやすさ】
- パターに取り付けて棒を伸ばすだけなので脱着は容易。私は面倒くさがり屋さんなので、予備のパターに取り付けたままにしておいて、いつでも使えるように部屋の片隅に置いてある。使い始めは違和感を感じるが、コツを掴んでくるとパターの芯に当たるようになる。
【コスト感】
- 作りがしっかりとしていて普通に使っている限りでは壊れる心配は無い。クルクル回して棒を伸ばす仕組みや、シャフトを挟む部位をラバー素材にしてシャフトに傷が付かないようにしているなど、色々と工夫が感じられる。値段相応の商品だと思う。
【デザイン】
- これはどうしようもないことだが、器具の性質上、装着するとかなり目立つ。練習グリーンで金色の2本の棒を両脇に挟んで練習している人がいたら、つい目がいってしまうだろう。しかしながら練習効果は非常に高いので、他人の視線など全く気にしない強者はぜひラウンド前に使用していただきたい。ちなみに私は練習グリーンで使用した経験は無い。
【総合評価】
- 手首が圧倒的に固定されるため、小手先での動きではなく肩を上下に動かす縦回転ストロークを習得したい方にはうってつけの練習器具だ。パッティングに悩んでいる方、あるいはパッティングマシーンになりたい方にぜひ使用してもらいたい。ただし、メカニカルなストロークを習得することを目的とした練習器具であるため、青木功プロのような手首を使ったフィーリング派の方には向かないと思う。また、この器具では距離感を鍛えることはできないので、距離感については別の器具を使ってのトレーニングが必要となる。それについては次回以降の記事で紹介する。
こちらから購入できます
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